SGグリップ+アイロン布で進化する縮毛矯正技術|操作性・仕上がり・ダメージ抑制を一挙に向上

ツインアイロンやSプレスに対する布巻きアイロン+SGグリップで実現する高度な縮毛矯正技術のメリット

① キューティクルを保護する優れたクッション効果(アイロン布)

アイロン布(生成や晒、木綿天竺など)をアイロンのプレート上面に布巻きすると、毛髪を優しく包み込み、圧力集中を防ぎます。髪への摩擦が抑えられ、細毛やダメージ毛でもキューティクルの損傷が大幅に低減されます。

② 均一で穏やかな熱伝達(布巻アイロン)

布巻きアイロンにより直接的な高温プレートからの急激な熱ショックが緩和され、毛髪全体に均一で穏やかな熱が伝わります。結果として、熱ムラによる髪のダメージを避け、安定したストレート効果が得られます。

③ 水蒸気爆発のリスク大幅低減(天竺木綿)

天竺木綿(シーチングや晒天竺、生成天竺など)は高い吸水性を持つため残留アルカリ(MEAモノエタなど)によるブロー後に少量の残留している毛髪表面の余分な水分を効果的に吸収し、アイロン時に起こる水蒸気爆発を防ぎます。キューティクルや毛髪内部への深刻なダメージを抑えることができます。

④ 毛羽立ちやアホ毛の抑制効果(天竺布)

柔軟な布の質感が、キューティクルを優しく整えるとともに、短く細かな浮き毛を効果的に押さえ込みます。両面からの布の使用で、より滑らかで整った髪表面を実現します。また毛羽立ちやアホ毛になるべき毛髪は他の毛よりもかなり細いのでより裸プレートの熱の影響を受けやすく、水蒸気爆発のリスクも高いです。そのためのクッションとしてアイロン布は非常に重要な役割をしています。

⑤ 精密なテンション・プレス圧制御(天竺+SGグリップ)

布が髪に対する穏やかなグリップ力を提供し、ゴムスポンジグリップが技術者の手元の安定性と操作性を高めるため、テンション(引張力)とプレス圧(挟む力)の微細な調整が容易になります。

1mmナミナミSGグリップ(PROSHOP)

天竺布とSGグリップを装着した縮毛矯正用レギュラーアイロン
天竺布とSGグリップを装着した縮毛矯正用ワイドアイロン

SGグリップ(ゴムスポンジ・ネオプレン・EPDM)の装着による追加メリット

⑥ 手の疲労軽減と長時間施術への対応(SGグリップ)

SGグリップは優れたクッション性を持ち、握ったときに圧力を分散します。長時間の縮毛矯正施術でも手や腕への負担が減り、疲労を軽減することができます。

⑦ グリップ安定性の向上と滑り防止(SGグリップ)

ネオプレンやEPDM素材のグリップは汗や湿潤時にも滑りにくく、安定した握り心地を提供します。これにより、施術中の手元の滑りによる操作ミスを防ぎます。

⑧ 微細運動制御力の向上(SGグリップ)

疲労が軽減され、安定したグリップにより指先の微細な動きがしやすくなります。特に高精度が要求されるツインアイロン操作において、細かな調整が容易になり、より繊細で正確なアイロンワークが可能になります。


応力緩和とクリープの効果を安定して引き出せる利点

⑨ 一貫したテンションと圧力の維持(天竺布+SGグリップ)

応力緩和やクリープは、一定の熱・テンション・プレス圧を持続的かつ安定して加えることで最大限に効果を発揮します。天竺布が髪側での圧力と熱を緩やかに調整し、SGグリップが施術者側の操作精度を高めることで、これらの条件を安定的に維持しやすくなります。

⑩ 長時間の操作精度維持(SGグリップ)

応力緩和・クリープ現象は時間依存のプロセスであり、短時間ではなく一定時間の維持が求められます。SGグリップによる疲労軽減効果は、長時間にわたって精度を維持することを容易にし、施術後半でも安定した結果を生み出します。

縮毛矯正アイロンに装着された1mm厚ストレートSGグリップ素材(ネオプレン・EPDM)
天竺布、耐熱シート、マジックテープ、SGグリップなどの縮毛矯正用素材一式

特にツインアイロン技術への適性向上

⑪ ツインアイロン操作の協調性と操作精度向上

両手にSGグリップを装着することで、左右の手の協調がスムーズになり、ツインアイロン操作の難易度が軽減されます。これにより、施術精度が向上し、両手の同期性やバランスを長時間維持できます。


まとめ:統合的メリットと推奨

天竺布をツインアイロン両上面に使用し、さらにアイロングリップ部分にSGグリップ(ネオプレン・EPDM)を装着することにより、縮毛矯正技術に求められる高度な操作性・精度・ダメージ抑制・疲労軽減を統合的に実現できます。

推奨素材: EPDMフォーム(高い耐熱性・耐久性・安定したグリップ力)
施術効果: 熱ダメージ低減、毛羽立ち抑制、疲労軽減、精度向上、応力緩和・クリープ効果の安定的発揮
技術的メリット: 長時間施術での安定した操作性と最高品質の仕上がりを可能にする、サロンの施術効率や顧客満足度の大幅な向上

縮毛矯正施術において、これらの改良策を取り入れることを強く推奨します。

4.5