🟢 導入:布が仕上がりを左右する⁉
縮毛矯正における仕上がりの美しさやダメージの軽減は、
薬剤選定・水分コントロール・アイロン技術など様々な要素に支えられています。
その中でも意外と知られていないのが――
**「アイロンの上面に巻く布」**の重要性です。
🔵 なぜ、布を巻くのか?
縮毛矯正アイロンに布を巻く目的は、主に以下の3つ:
- 熱をやさしく伝える(緩衝・保温)
- 水蒸気爆発を防ぐ(安全性)
- 毛羽立ち・ツヤ感の調整(仕上がり)
そして、左右両手持ちのツインアイロンにおいては、
「上面プレートに巻く布」が髪の表面をなでるように通るため、
クッション性と滑らかさのバランスが非常に重要です。
🟡 結論:私たちが選んだのは「天竺木綿」
20年以上にわたり数多くの素材を試してきた中で、
レスキューヘア / RTSが最終的に採用しているのが――
✅ 「天竺木綿(てんじくもめん)」です。
🔶 天竺木綿の特徴と縮毛矯正における利点
特性 | 天竺木綿の利点 | 効果 |
---|---|---|
編物構造(ニット) | 柔らかく、追従性が高い | 毛束にぴったり密着して熱を均等に伝える |
吸水性と緩やかな放湿 | 水分を抱えすぎず、爆発を防ぐ | 蒸気によるダメージが起きにくい |
柔らかい繊維 | キューティクルを摩擦から守る | ツヤを損なわず毛羽立ちを抑える |
手に入りやすい価格帯 | 交換・調整がしやすい | 現場での運用がスムーズ |
🧪 他の素材との違いは?
実は、帆布・デニム・リネン・T/Cギャバなどの素材も検証してきました。
たとえば――
- リネン:熱はよく通るが、硬くて巻きにくい
- デニム:毛羽立ち防止には優れるが、操作が重くなる
- ギャバ:ツヤは出やすいが、乾きすぎてパサつきやすい
これらの素材は、それぞれに利点はありますが、
万能型ではなく、条件が限られるケースが多いのが実情です。
🟤 天竺木綿は「オールマイティ」な選択
- 髪質が柔らかくても、太くても
- 水分量がやや多めでも、ブローで整っていても
- ツヤ出し目的でも、ダメージ軽減目的でも
常に安定した結果を出せる――それが天竺木綿の強みです。
🔗 今後の展開:素材別の詳しい比較はこちらへ
▶︎ 布素材別の徹底比較はこちら
▶︎ 布×髪の状態別の操作ガイドはこちら
✅ まとめ
縮毛矯正において、布選びは単なるオプションではありません。
仕上がりと安全性の“土台”となる大切な要素です。
その中で私たちがたどり着いた結論――
それが「天竺木綿の上面布巻き」。
これから導入を考える方、他素材と迷っている方は、
ぜひ一度「天竺」で施術してみてください。