RTS レスキューヘア・テクニカル・スクール

縮毛矯正・ストレート技術の専門スクール

縮毛矯正の布別操作ガイド|髪の状態に応じた温度・スルー・圧力の目安

前提:布と髪の状態の「掛け算」で矯正は決まる

縮毛矯正は「薬剤 × 熱 × 水分 × 圧力 × 時間」の絶妙なバランスで成り立ちます。特に、布素材と髪の状態の組み合わせは、アイロンの操作設定に大きく影響します。

本ページでは、天竺木綿を使用することを前提に、3段階の髪の状態に応じた最適な「温度・スルー速度・圧力」を紹介します。加えて、同じ髪の状態で「リネン」や「裸プレート」だった場合の比較も記載しています。

髪の状態別 × 天竺木綿 操作ガイド(温度180℃固定)

髪の状態 温度設定 スルー速度 圧力のかけ方 備考
フルウェット → ツインブラシ後
(面・ツヤが完成)
180℃(固定) やや速め 軽圧〜中圧 面が整っているため軽いスルーで十分。水分残りも少なく爆発リスク低。
ハンドドライ → デンマンブロー後
(面ややあり)
180℃ 標準 中圧 軽いテンションと接触時間で熱を均一に入れることが重要。
ハンドドライのみ
(水分残り多め)
180℃ ややゆっくり 中〜強圧 蒸気の逃がし・テンションの安定がカギ。ツインブラシ未使用時はやや慎重に。

比較補足:もしリネンや裸プレートだったら

リネンだった場合(布が硬く、熱伝導が速い)

  • 熱がすぐ伝わる → 温度は下げる(5〜10℃)か、スルーを早めに
  • 水分が飛びやすい → 最初の水分量に注意。ブローでやや重さを残しておく
  • クッション性が低い → 圧力にムラがあると仕上がりに差が出やすい

上級者向け。特に細毛・乾燥毛では注意が必要。

裸プレート(布なし)だった場合

  • 熱が直接当たる → 温度をさらに下げる(150〜160℃台)
  • 蒸気が抜けにくく爆発リスク増 → 事前の水分調整とスルー速度が極めて重要
  • 摩擦・毛羽立ちリスクが高い → 毛先のツヤと質感が落ちやすい

最大の伸びを狙うケース以外では非推奨。リスクが高くなります。

まとめ:迷ったら「天竺木綿×状態別の設定」

  • 髪の状態を「水分」「ブロー度」「面の整い」で3段階に分ける
  • 天竺木綿なら多少の水分差や髪質差にも許容幅がある
  • リネンや裸プレートはメリットもあるが、調整が難しく安定しにくい