💡縮毛矯正と水蒸気爆発の関係──アルカリ剤の選び方でダメージが変わる!
縮毛矯正の現場でよく耳にする「ジュッ」という音。
これは髪内部に残留した水分と化学成分が、アイロンの熱で爆発的に蒸散する現象です。
毛髪構造に深刻なダメージを与える「水蒸気爆発」⚡の代表例でもあります。
この原因の一つが、「揮発せずに髪に残りやすいアルカリ剤」。
とくにモノエタノールアミン(MEA)は、爆発のリスクを高める要注意成分です。
🔬アルカリ剤別 水蒸気爆発リスクの比較表
アルカリ剤 | 揮発性 | 残留性 | 爆発リスク | 髪への影響 |
---|---|---|---|---|
🟦 アンモニア | ◎ 高い | △ 少ない | △ 少ない | 熱前に飛散。構造安定性◎ |
🟥 MEA | × 低い | ◎ 強く残る | ◎ 非常に高い | 水分閉じ込め → 爆発・空洞化リスク大 |
🟩 アルギニン | × 低い | ◯ 適度に残る | △ 比較的低い | むしろ保湿・補修に作用 ✨ |
✨アルカリ剤のダメージ順と特徴|縮毛矯正に使われる成分の基礎知識
🔥アンモニアは「飛ぶ」から安全
- アンモニアは高揮発性でアイロン熱によりすぐ飛散するため、髪に残りません。
- そのため、高温アイロン前にしっかり処理できていれば、水蒸気爆発のリスクはかなり低くなります。
- アイロン時の毛髪構造が安定しやすいのも特徴です。
⚠️MEAは「残る」から危ない
- MEAは揮発しにくく、髪内部にしっかり残るため、膨潤状態が長く続きます。
- この状態で高温アイロンを入れると、水分が内部に閉じ込められたまま一気に加熱され爆発=「ジュッ」となります。
- 毛髪の空洞化、タンパク質流出、パサつき・ゴワつきの原因になりやすいです。
🌿アルギニンは「残ってもいい」アルカリ剤
- アルギニンは非揮発性のアミノ酸系アルカリ剤。MEA同様に残留しますが、その性質はまったく違います。
- 髪との親和性が高く、ケラチンと類似した構造を持つため、むしろ保湿・柔軟・補修作用が働くのです。
- アイロン時にも膨潤しすぎず、水蒸気爆発リスクは低め。
- pH緩衝作用により、アイロン後も髪の内部環境を安定させてくれます。
- 結果として、残っていることが「補修トリートメント」のように作用する優秀な成分です✨
📌まとめ:安全性と仕上がりのために、アルカリ剤にも目を向けよう!
- 💨 アンモニア:揮発性◎ → アイロン前に消える → 熱安全性◎
- 🔥 MEA:残留性◎ → 膨潤し続ける → 水蒸気爆発&熱ダメージ⚠
- 🌿 アルギニン:残留性◯ → pH安定+保湿 → むしろ毛髪に良い✨
✅ チオストシリーズがたどり着いた「答え」
チオストシリーズは、チオ単一還元×アルギニンというシンプル処方に徹底的にこだわりました。
これは、数々の実験とサロン現場での施術結果から導かれた「残留リスク・再現性・仕上がり」において最も安定する処方です。
✅ チオストシリーズがあえて「チオ単一還元」にこだわる理由
近年の縮毛矯正剤は、“複合還元”が主流になっています。複数の還元剤を組み合わせて、あたかもまろやかで均一な作用を狙う処方――その多くが化粧品登録のための都合で構成されていることをご存知でしょうか?
💎チオストシリーズ製品紹介
🟦 チオストL|pH6.5/アルカリ度0.0/チオ濃度7.0

✨やわらかさ × コントロール性。
“アルカリゼロ”で叶える、水蒸気爆発フリーな矯正剤。
中性域(pH6.5)ながら、チオ濃度7%でしっかりクセを還元。
非揮発性でも“悪さをしない”アルギニンのみを使用し、MEAゼロ処方で爆発リスクも限りなく低く。
🔬ポイント
- 水蒸気爆発リスク◎軽減(アルカリゼロ+アルギニンのみ)
- キューティクルを壊さず、芯のあるやわらかストレート
- 酸性までは攻めたくない中間層に最適
📦ディーラー様向け視点
- 酸性派でもアルカリ派でも紹介できる中間領域
- 複合還元トラブルを避けたいサロンに最適な提案商材
🛒【プロ専用】チオストL|低アルカリ&やさしい単一還元タイプ(第1剤・医薬部外品)400g
🟥 チオストH|pH9.0/アルカリ度5.0/チオ濃度9.0

✨“強くてやさしい”の答え。
高出力なのに暴発しない、再現性の高い矯正剤。
パワーを必要とする強いクセ毛に、チオ濃度9%の単一還元でまっすぐ応える。
アルカリはアルギニン+微量のアンモニアのみで、MEA不使用=爆発リスク最小限。
🔬ポイント
- 揮発性の高いアンモニアで熱前に膨潤リセット
- チオ単体による還元力の正確な伝達と仕上がりの艶感
- 再現性・スピード・コントロールのバランス設計
🛒【プロ専用】チオストH|アルギニン配合・高温対応タイプ(第1剤・医薬部外品)400g
📦ディーラー様向け視点
- 「攻めたいが傷ませたくない」現場ニーズにストレートに応える
- ハイパワーながら“コントロール性が良い”という意外性で差別化
🟨 チオストAC|pH4.8/アルカリ度0.0/チオ濃度7.0

✨本当に使える“酸性チオ”。
酸性×単一還元×ノンアルカリが生む、爆発ゼロの質感矯正。
「酸性なのにちゃんと伸びる」ストレート施術が可能に。
水蒸気爆発をほぼ起こさず、髪が柔らかくしなやかに整う。
🔬ポイント
- ノンアルカリ×酸性でアイロン時の爆発ほぼゼロ
- アルギニンのみ配合で、髪の補修と安定化にも寄与
- S2結合まで届く還元力で、酸性領域でも満足いく伸び
🛒【プロ専用】チオストAC|クッション力で守る・酸性ストレート対応タイプ(第1剤・医薬部外品)400g
📦ディーラー様向け視点
- ブリーチ毛対応やエイジング毛に提案しやすい
- 「酸性ストレート=酸熱」のイメージに代わる選択肢として商談が広がる
🟩 チオストプロテクション|pH5.0/アルカリ度0.0/チオ濃度0.0

✨“守る”から“なじませる”へ。
薬剤との反応バランスを安定化し、爆発を防ぐ新しい保護剤。
施術前・中に使うことで、髪の水分バランスを調整。
熱による膨潤や暴発のリスクを和らげ、薬剤反応も均一に。
🔬ポイント
- 熱前の水分コントロールで水蒸気爆発抑制
- アルギニンのpH緩衝効果で内部環境を安定化
- チオストシリーズとの親和性・相乗効果を重視
🛒【プロ専用】チオストプロテクション|還元ダメージを抑える前処理・中間処理用補助剤(化粧品)1000mL
📦ディーラー様向け視点
- セット提案で単価アップ・使用実感で定着化
- 「保護剤×還元剤」のミスマッチ解消ニーズにドンピシャ
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